メインコンテンツへスキップ

リザーブドインスタンスの「インスタンスサイズの柔軟性」とはなんですか?

リージョンのみ指定(アベイラビリティゾーンは指定せず)の場合、リザーブドインスタンスの購入の仕方(※)に応じて、購入したインスタンスタイプとは別に、同じインスタンスファミリーのインスタンスが稼働している場合に、当該インスタンスに対してリザーブドインスタンスが適用される仕組みとなります。
※EC2の場合はアベイラベリティゾーン(「ap-northeast-1a」など)を指定した場合には適用されないなど、制限事項がございます。

 

■EC2の場合

リザーブドインスタンス がどのように適用されるか
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/apply_ri.html#ri-instance-size-flexibility

---
制約事項
インスタンスサイズの柔軟性は、リージョンリザーブドインスタンスにのみ適用されます。
インスタンスサイズの柔軟性は、次の リザーブドインスタンス には適用されません。
特定のアベイラビリティ―ゾーン (ゾーン リザーブドインスタンス) 用に購入された リザーブドインスタンス
---

柔軟性の適用につきましては「正規化係数によって決定されたインスタンスサイズの柔軟性」をご確認ください。

 

■RDSの場合
https://aws.amazon.com/jp/rds/reserved-instances/

--------
リザーブドインスタンスサイズの柔軟性
Amazon RDS リザーブドインスタンスでは、MySQL、MariaDB、PostgreSQL、Amazon Aurora データベースエンジン、および Oracle データベースエンジンの「自分のライセンス使用」 (BYOL) に対して、サイズの柔軟性が提供されます。サイズの柔軟性により、ご利用の RI の割引料金が、インスタンスファミリー内 (同一データベースエンジン使用) の任意のサイズの使用にも自動的に適用されます。サイズの柔軟性は、Microsoft SQL Server、および Oracle のライセンス込み (LI) エディションには適用されません。
例えば、db.m4.2xlarge MySQL の RI を米国東部 (バージニア北部) で購入したとします。この RI の割引率は db.m4.xlarge MySQL インスタンス 2 つに自動的に適用されるので、お客様の側での作業は不要です。
--------

柔軟性の適用につきましては下記にございます「正規化された単位」の表からご確認ください。

Amazon RDS 向けリザーブド DB インスタンス

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/UserGuide/USER_WorkingWithReservedDBInstances.html#USER_WorkingWithReservedDBInstances.SizeFlexible

Aurora 向けリザーブド DB インスタンス
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/AuroraUserGuide/USER_WorkingWithReservedDBInstances.html

※「サイズ柔軟なリザーブド DB インスタンス」の項目をご確認ください。

 

■柔軟性の適用の例

一例として、小さなサイズのRIに対して、稼働している大きなサイズのインスタンスへの柔軟性について、適用の有無をAWSサポートに確認した情報をご案内します。

前提:RDS for PostgreSQL(シングルAZ、東京リージョン)

  1. db.t3.medium のRIを、全額前払いで、1台購入した(USD 1,423)
  2. 実際に稼働しているdb.t3.medium インスタンスに、RIが適用された
  3. 稼働中のdb.t3.medium を停止し、(ほぼ同時に)新たにdb.t3.large を起動した
  4. 先に購入したRIが、db.t3.large に適用された
  5. 同時に、db.t3.large の「時間単価定価の半分のオンデマンド料金」(USD 0.224の半分にあたる、USD 0.112の時間単価)が発生した

結果としては、元の(mediumの)RIは、largeに適用されるが半分しか有効でなく、半分はオンデマンド料金となります。

理由は、以下のインスタンスサイズの正規化係数が適用されるためです。

▼サイズ柔軟なリザーブド DB インスタンス

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/UserGuide/USER_WorkingWithReservedDBInstances.html#USER_WorkingWithReservedDBInstances.SizeFlexible

(抜粋)

正規化係数

medium 2
large 4

 

今回はPostgreSQLが前提となりますが、適用されないデータベースエンジンもあるため、ご注意ください。
(上記、「サイズ柔軟なリザーブド DB インスタンス」より一部抜粋)
==========
サイズ柔軟なリザーブド DB インスタンスは、以下の Amazon RDS データベースエンジンで使用できます。
- MariaDB
- MySQL
- Oracle (Bring-Your-Own-License)
- PostgreSQL
==========

上記は「Amazon RDS」における内容となります。

 

一方で「Amazon Aurora」については、Aurora MySQL 、Aurora PostgreSQL のいずれも柔軟性は適用されます。

▼サイズ柔軟なリザーブド DB インスタンス(Amazon Aurora 向け)

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/AuroraUserGuide/USER_WorkingWithReservedDBInstances.html#USER_WorkingWithReservedDBInstances.SizeFlexible

 

 

 

この記事は役に立ちましたか?
0人中0人がこの記事が役に立ったと言っています