- C-Chorusオプションサービスの「Cloud illuminator」は、AWSのパブリッククラウドの経済性を中心に最適化を支援する
データ根拠のコンサルティングソフトウェア(SaaS)の総称です - コストやリソースの使用状況を可視化・分析した上で最適化に向けた推薦・提案をおこない、お客様のクラウドコスト最適化を支援します。
- AWSの利用料金に対して最適化するための機能を提供します
Cloud illuminator でできること
- 情報可視化(visibility)
- 最適化 (optimization)
情報可視化(visibility)
- 最大で過去12ヶ月までのAWS利用料金の表示が可能
- 「サービス別」「AWSアカウント別」「コスト配分タグ別」などの各フィルターを利用して絞り込み、集計と可視化が可能
- 利用料金の推移がわかりやすいグラフ表示と、定量的に理解するための数値での表示
- AWSの 各種 reserved / savings plans の購入量が適切かを利用率とカバー率で確認できます
最適化 (optimization)
単価の最適化 (Cloud Rate Optimization)
AWS が提供する長期契約の事前コミット型支払いモデルの最適な購入パターンを推薦します。
- 各種 リザーブド
- 対応
- Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) Reserved Instances
- Amazon Relational Database Service (RDS) Reserved DB Instances
- 以下は順次対応予定
- Amazon ElastiCache Reserved Cache Nodes
- Amazon OpenSearch Service Reserved Instances
- Amazon Redshift Reserved Nodes
- 対応
- Savings Plans
- Compute Savings Plans / EC2 Instance Savings Plans / Amazon SageMaker Savings Plans に対応
使用方法の最適化 (Cloud Usage Optimization)
サイズの適正化推奨 (Rightsizing)
EC2現行世代 / AWS Gravitonプロセッサへ変更の推奨、ダウンサイジング、アップサイジング
EBS gp3への変更
Cloud illuminator をご利用の前に
- Cloud illuminator は、C-Chorus AWSリセールサービスのオプションサービスとしてご利用が可能です。
- AWSリセールサービスの各プランとも、「dashboard」及び「cost viewer」は、割引適用後の料金が表示されます(AWS定価での表示ではありません)。それ以外の表示はすべてAWS定価での表示となります。
- 本ツールへデータが反映するまでに、ご利用のお申込みから最大で24時間かかります。
- 本ツールは、AWSアカウントごとの申込が必要です。C-Chorusの契約単位でご利用料金が発生します。C-Chorusの契約を跨ぐ申し込みはできません。
- ご利用するためには Chorus Portal上に契約者 / 管理者 / 経理のいずれかの権限を持つユーザーが必要です。
- Cloud illuminator では、標準で1ユーザーまで利用することができます。
- Google Cloudリセールサービスでは、本ツールはご利用頂けません。
Cloud illuminator のデータ表示について
- Cloud illuminator では、Chorus Portalの契約内に存在するアクティブなAWSアカウントの過去12ヶ月のデータが表示可能となっています。
- 複数のChorus Portalのご契約がある場合の、契約を跨いだデータの表示はできません。
- 利用可能なAWSアカウントについては、契約者のみが設定・変更が可能です。
- 当社リセールサービスによる割引が適用された後の金額が表示されます。
Chorus Portal とCloud illuminator の関係 (AWSアカウント)
- C-Chorus オプションサービスのCloud illuminator は、Chorus Portal の契約情報を参照しています。
- 下記図の場合、本Cloud illuminator 契約1では、申込のあったAWSアカウントAを見ることができ、契約2では、契約内の全てのAWSアカウントを見ることができます
- 契約1と、契約2の情報を一緒にみることはできません。
Cloud illuminator の特徴
- 既にC-Chorus AWS リセールサービスをご利用のお客様の場合、最大で12か月分の推移を確認することが可能です。
- 料金はC-Chorusリセールサービスの割引が適用された金額で表示します。
- C-Chorus契約上の複数のAWSアカウント間を横断して確認することができます。
Cloud illuminator の利用申し込み方法
- Chorus Portal」のオプション画面の 「Cloud illuminator」から利用の申し込みができます。
- Chorus Portalユーザーの「契約者」の権限にて行ってください。
- 申し込みには「Cloud illuminator利用約款」の同意が必要です。
- 「Cloud illuminator の利用を申し込むAWSアカウントの選択」でCloud illuminator を利用するAWSアカウントを選択します。
Cloud illuminator のログイン
- URL:https://illuminator.c-chorus.jp/Chorus Portalへログインしていない場合、Chorus Portalのログイン画面へリダイレクトされます。
- アカウントとパスワードは「Chorus Portal」のログインユーザーとパスワードです。
- 多要素認証(MFA)セッションタイムアウトもChorus Portalの情報を利用します。
各画面の説明
home > dashboard
- ログイン後に表示されるダッシュボード画面では以下の項目が確認できます。
- 先月のコストと今月のコスト (サマリー / サービス毎 / 日毎)
サービス毎のコストでは、先月との増加額と増加率が表示されます - 今月末の予測コスト
- 先月のコストと今月のコスト (サマリー / サービス毎 / 日毎)
home > report
- 各画面(cost viewer / reserved usage / reserved coverage / savings plans usage / savings plans coverage)のグラフの設定内容を保存することができます。
home > filters
- グラフのフィルター設定を保存することができます。
ご利用ガイド
各機能の詳細はこちらのガイドをご確認ください。
(こちらのガイドは、Chorus Portalの「サポート」から「サポート問い合わせ画面へ移動」を選択後に表示されるチケットサポート画面にアクセスしている方のみ閲覧できるようにしています。)
よくある質問と回答
※順次増やしてまいります。
Q. 契約したら、いつのデータから対象になりますか?
A. AWSリセールサービスの契約開始日以降のデータが対象になります。(Cloud illuminator 契約開始日からではありません。
Q. AWSリセールサービスに移管する前のデータは対象になりますか。
A.いいえ。当サービス(AWSリセールサービス)に移管後以降のデータが対象になります。
Q. WindowsでレポートのCSVファイルをダウンロードして解凍するとファイル名が文字化けしています
A. Windows標準の解凍ツールでは文字化けします。UTF-8に対応した解凍ツール(ex. 7zip)を使用して解 凍してください。レポートのダウンロード機能はLookerのAPIを利用していますので、変更はできません。
Q. CSVファイルをExcelで開くと文字化けしています※
A. CSVファイルはUTF-8でエンコードされています。以下の方法で開くことができます。
1)Windowsのメモ帳で一度開き、UTF-8(BOM付き)で名前を付けて保存をしてから開く
2)Excelを開き「データ」→「データの取得と変換」でCSVファイルを開く
※https://support.microsoft.com/ja-jp/topic/-xl2002-utf-8-%E5%BD%A2%E5%BC%8F%E3%81%AE%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88-%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%8C%E6%96%87%E5%AD%97%E5%8C%96%E3%81%91%E3%81%99%E3%82%8B-930bf754-0280-dd2e-cd67-398acdca418b
Q. 契約IDとは何ですか
A. C-Chorusのご契約単位に振られている一意の番号です。
Chorus Portal上の「契約者情報」の画面に契約IDが記載されています。
Q. reserved /savings plansのusageとcoverageの意味が良くわかりません。
A, 以下をご参考ください。
-
- usage = 利用率
購入したreserved / savings plansがどのくらい利用されているかの割合 - coverage = カバー率
リソースに対してreserved / savings plans でどれだけカバーできているか
例)- 稼働しているオンデマンドのEC2インスタンス:t3.microが2台
- t3.microのEC2リザーブドインスタンスを1台購入
→ この場合の購入したEC2リザーブドインスタンスの- usageは100%(購入したEC2リザーブドインスタンス1台分が全て適用された)
- coverageは50%(2台のEC2オンデマンドインスタンスのうち、1台がカバーされた)
- usage = 利用率
Q. cost viewerでEC2の日別データを確認すると、1日のデータだけ他の日よりも突出していることがあるのは何故ですか?
A. EC2のリザーブドインスタンスで、月額払い部分のコストである可能性がございます。
「一部前払い」または「前払いなし」で購入したリザーブドインスタンスを所有している場合は、その額が1日に発生するためです。
上記の額であるかの確認は、フィルターの「料金タイプ」に「RIFee」があればそちらを選択して確認することができます。
※「RIFee」がリストにない場合はEC2のRIの月額は含まれていません。
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